前処理・表面処理の種類

金属塗装において、前処理が非常に重要なものになります。
お客様のご希望納期に出来るだけお応えできるよう、万全の態勢を心がけております。
※旭パーカライジングの取扱い工程は全てRoHS対応です。

含浸処理

含浸とは、固体のすき間に別の物質を浸透させることで、工業的に含浸処理と言うと、鋳造品の巣穴をふさぐ技術を指します。
エンジンブロックや水道コックなど身の周りには鋳造品が数多くあります。
鋳造工程では内部に巣穴ができることが多く、耐圧部品では、圧漏れ、水漏れを起こし、不良となることがあります。
この様な部品に含浸処理を施し、巣内部に含浸液を浸透させて固め、圧漏れを防止することが出来ます。
旭パーカライジングの含浸技術は、鋳物ならなんでも対応できます。
サイズについては、手のひらサイズ以下ぐらいを得意としております。
また当社は、含浸と三価クロメート処理が同時に行うことができます。

含浸処理の詳細はこちら

含浸処理

対応可能なワークサイズ

直径:φ600×H400カゴに入るもの
高さ:300mm以下
重さ:30kg以下くらい

適応材質

ADC10 ADC12等アルミダイカスト
AC4A AC4B AC4C等アルミ鋳物
ZDC2等亜鉛ダイカスト
FC20 FC25 FCD400等鋳鉄
ステンレス鋳鋼
CAC407、CAC502A
BC6 BC7(CAC407)等青銅鋳物(ほう金)

含浸処理 実績例その1
含浸処理 実績例その2
含浸処理 実績例その3

全自動含浸クロメート装置

鋳造品の巣穴をふさぐ含浸処理からアロジン処理(六価クロム)代替処理の三価クロメート処理までをカゴに入れるだけで全自動で処理します。

全自動含浸クロメート装置 自動ライン工程図
含浸処理+三価クロメート処理

三価クロメート処理(ALT-610)

アルミ、亜鉛合金のワークに適応します。表面に化成皮膜を形成して耐食性を高め、塗装下地としても高い効果を発揮します。
アロジン処理(六価クロム)の代替処理として導入しました。
耐食性は#1200(有色クロメート)以上あります。また、仕上がり色は、展伸材の場合は無色から青紫がかった色に、鋳造材の場合は青紫がかったグレーになります。
処理液は、濃い緑色をしています。 完全クローズドシステムなのでクロムの排出はありません。

三価クロメート処理

対応可能なワークサイズ

直径:φ600×H400カゴに入るもの
高さ:300mm以下
重さ:30kg以下くらい

適応材質

ADC10、ADC12等アルミダイカスト
AC4A、AC4B、AC4C等アルミ鋳物
ZDC2等亜鉛ダイカスト
A2017、A5053等アルミ展伸材

三価クロメート処理 実績例その1
三価クロメート処理 実績例その2
三価クロメート処理 実績例その3

パーカーライジング処理

パーカー処理とは、鉄鋼表面に燐酸塩皮膜で生成させる表面処理法の総称です。
燐酸マンガン系と燐酸亜鉛系がありますが、旭パーカライジングは塗装下地として燐酸亜鉛亜鉛系の処理を行っています。灰色~黒色の皮膜です。
表面皮膜が凸凹しているため、塗装ののりが良く、また塗装の耐食性、密着性の向上が図れるため、塗装下地としても最適です。塗装または油分を塗布することで優れた防錆効果を発揮します。
使用薬品(イルコボンド8)、ちなみに黒染めは四三酸化鉄皮膜で別の処理です。

対応可能なワークサイズ

φ500×900以下
重さ:20kg以下

適応材質

主に鉄鋼、鉄、鋳物(SUS材を除く。又、SCM,SKDは付きずらいことがある。)

パーカーライジング処理 実績例その1
パーカーライジング処理 実績例その2
パーカーライジング処理 実績例その3
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